カナダ・BC州の高校留学

カナダ・BC州の高校留学

スタディアブロード公式
スタディアブロード公式

高校留学の行き先を選ぶ際、先ず重視されるのは留学先の環境や安全面です。

親元を離れての留学なので、安心して安全に過ごせる留学先が求められるのは当然と言えます。

カナダは治安、政情、衛生面において非常に安定した国です。また、美しい自然へのアクセスの良さや、公園・図書館の多さなどからも、留学の行き先として常に人気です。

移民が多く異なる文化が混ざり合う環境では、人々が多様性を尊重しあう文化が強く根付いています。
そのため、英語が上手に話せなくても受け入れてくれる風土があり、高校生の留学生も挑戦しやすいのが特徴です。

寒いイメージのあるカナダですが、カナダ西部のバンクーバーがあるブリティッシュコロンビア(BC)州では、冬は極端に寒くなることはなく雪が降ることも稀です。

夏は爽やかで過ごしやすいので、アウトドアを楽しめる機会が多くあります。
美しい自然と安全な環境下で、安心して留学生活を送ることのできるBC州はおすすめの高校留学先です。

ブリティッシュコロンビア州の高校留学

BC州の各教育委員会は、中学・高校生の留学受け入れに積極的です。
BC州では長年に渡って留学生の受け入れ実績を持つ教育委員会が多いため、ESLのクラスが充実している学校が多くあります。

また、日本語プログラムを提供している学校では、日本に興味のある現地の学生と友達になり、英語を上達させることもできます。

BC州は、ほとんどの学校でGrade8-12(13-17歳)またはGrade9-12(14-17歳)がセカンダリスクールに通います。
そのため日本の高校1年ではなくとも、中学3年や高校2年に進級のタイミングでの留学も可能です。

カリキュラムと卒業単位

BC州では高校を卒業するためには80単位の取得が必要となります。BC州の高校卒業資格は「Dogwood Diploma」と言われています。

カナダの高校では、1つの科目で4単位を取得できます。基本的には1年間に8科目を受講して、32単位を取得します。
セメスター(学期)制の学校は前期に4科目(16単位)、後期に4科目(16単位)を履修し、合計32単位を取得することになります。

カナダの高校には必須科目と選択科目があり、必須科目が48単位・選択科目が28単位ですので、3年間で必須科目を12科目、選択科目を7科目修了すると卒業に必要な単位数を取得できることになります。

Grade11以降になると必修科目が少なくなり、進学や就職の希望に合わせた選択科目を履修し、それぞれの進路に向かって準備をします。
日本には商業・工業・水産・看護等の専門的な高校がありますが、カナダは公立高校内の選択科目でそれらの特別な科目を履修することができます。

留学生の高校卒業基準はいくらか例外が適用されており、留学先の教育委員会において、日本からの成績証明を教育委員会の成績に換算し、単位に変換されることもあります。

また、夏休みの間にサマークレジットコースを受講し、夏の間に単位を取得することも可能です。
卒業に必要なプログラムの履修については、アドバイスをもらえるので分からない場合には積極的に相談することをおすすめします。

入学時の英語レベル

カナダの公立高校では、入学時に英語の試験やスコアを求める学校はほぼありません。
留学生を多く受け入れている教育委員会では、英語が母国語でない生徒を対象にESLのクラスを提供し、英語が母国語ではない生徒へのサポート体制を整えています。夏に短期のサマースクールを開講している学校もあり、本入学の前にサマースクールから始めることも可能です。

1学期だけ、またはそれ以下の短期留学の受け入れにも積極的な公立高校が多く、短期でもクラブ活動に参加したりと現地の高校生活を経験することができます。

入学時期と費用

カナダの高校へ入学するタイミングとしては、9月と2月があります。4月から入学できる学校もありますが、この場合は取得単位の対象にならない場合が殆どですので、短期留学としてカナダの高校を体験するにはよいでしょう。単位を取得してカナダの高校を卒業、そして大学進学を目指す場合、9月の新学期からの入学が最適です。

BC州の高校留学の費用は1年間で学費・ホームステイ費・諸費用を合わせて230万円前後です。これには、航空券代やビザ申請費用、その他現地でのお小遣い等は含まれません。

留学準備

9月の入学を計画する場合、理想としては前年の秋には準備をはじめます。学校選びを経て、1月ごろまでに出願を目安に動きます。選択科目の申込みは2月‐3月頃に行います。学校によって人気の選択科目は2月末には席が埋まってしまいますので、事前にどのような選択科目を受講したいかじっくり調べておく必要があります。以下に簡単に留学準備の流れをご説明します。

1. 通いたい地域や学校を選択

2. 必要書類の収集:

  • 入学願書
  • 出願費用の支払い
  • パスポートのコピー
  • 成績証明書(大抵の場合、過去2年分必要)
  • 証明写真
  • 予防接種履歴
  • 志望理由等のエッセイ
  • 日本の学校からの推薦状

教育委員会により、求められる書類は多少異なります。エッセイや推薦状は必要でないことも。
なお、現地に後見人となる人物がいない場合、教育委員会にて後見人の手配が可能です。この場合、日本の保護者が後見人を指名する公証手続きが必要になります。

3. 出願結果
希望の教育委員会へ出願書類を提出すると、通常2週間から4週間程度で結果の通知が送られます。入学許可の通知を受け取ったら、教育委員会宛に留学費用の支払いを行います。

4. 就学ビザ(学生ビザ)申請
教育委員会から入学許可証が発行されたら、カナダ移民局へ就学許可証の申請をします。オンラインでの申請の他に、バイオメトリクスの登録が必要です。バイオメトリクスの登録は、カナダ政府公認の日本国内の施設に予約の上、行います。

5. 渡航
学校が始まる1週間ほど前に、留学生オリエンテーションがあります。オリエンテーションでは、学校案内や留学生活についての説明や、英語のレベルテストが行われます。テストの結果により、必要な学生にはESLクラスの案内が行われます。

6. 入学
いよいよ登校です。留学生活で不安なことや分からないことがある場合は、留学生カウンセラーがいますので相談することができます。

カナダ・BC州の高校留学のまとめ

カナダの公立高校は質の高い教育を受けることでき、安全面も申し分ないため、様々な国からの留学生に大変人気です。
また、幅広い選択科目を履修できることは、興味の対象を広げるだけでなく卒業後の進路決めにも役立ちます。
BC州の学校は留学生の受け入れに慣れていて留学生カウンセラーも在籍しているので、学校生活のサポートやコース選択の相談もでき、安心して留学生活を楽しむことができます。

なお、高校に入学するには英語力が不足している場合、「高校入学準備プログラム」を提供している現地の語学学校があります。初めての留学の場合は高校入学期に合わせて、1ヶ月‐数ヶ月程準備をし、英語はもちろん、カナダの学校や文化・習慣について慣れておくと良いです。

留学・ワーキングホリデーのご相談

手数料0