TOEICについて

スタディアブロード公式
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日本で認知度の高いTOEICは、正式にはTOEIC Listening & Reading Test(略: TOEIC L&R)という名称です。
TOEICはビジネスや日常生活での会話や文章での英語能力を測定することを目的としていますが、実際には5種類のテストがある「TOEIC Program」のうちのひとつです。

TOEICの特徴

TOEICの受験者数は全世界で毎年約700万人いて、国別では日本が約241万人(2019年)と最も多く、次に多いのが韓国です。日本と韓国を合わせると、全受験者の約3分の2を占めてます。

TOEICのスコアは就職・転職活動や、企業内の昇格や海外赴任の選出などにも要件または参考として利用されています。それぞれの企業や目的にもよりますが、一般的に日本で求められるスコアは転職や昇格であれば700点以上、海外赴任であれば850点以上のスコアが目安です。
しかし、日本企業の中にも職種によっては860点や900点以上を求める会社も増えてきています。

TOEIC L&Rは英語を「聞く」能力と「読む」能力を判定するテストですが、国際的な職場環境において、効果的に英語でコミュニケーションを取るために必要な「話す」「書く」能力を測定するTOEIC Speaking&Writing Test(TOEIC S&W)も注目され始めています。

これは、TOEIC L&Rテストで高スコアを取っても、商談等に必要なスピーキングスキルが不足している人が多いためになります。
TOEIC S&Wはまだ認知度がまだ低いですが、TOEICによる上場企業への調査では、スピーキングとリスニング能力を求める企業が多く今後はS&Wテストの需要も高まると見られています。

TOEIC L&Rのテストは問題数200(リスニング100問+リーディング100問)で、2時間(リスニング45分+リーディング75分)、すべてマークシート方式で構成されています。満点は990点(リーディング495点+リスニング495点満点)です。

リーディングセクションは、短文穴埋め・長文穴埋め問題・読解問題の3つのパートから構成されています。一方、リスニングセクションには、写真描写・応答・会話・説明文の4つのパートがあります。

TOEIC S&Wは、問題数19(スピーキング11問+ライティング8問)で1時間20分(スピーキング20分+ライティング60分)、満点は200点です。試験はヘッドセットを装着し、PCに表示される指示に従い音声を吹き込んだり文章を書いたりして解答します。

TOEICはIELTSやTOEFL同様、合・不合格ではなく、セクション別のスコアとトータルスコアで結果が示されます。
スコアは5点刻みで、合計点が10点から990点で表示されます。
スコアは正答数そのままの素点ではなく、スコアの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理によって算出された換算点です。

TOEIC対策

英語のコミュニケーション能力の向上を目指すならば、継続的に学習を続けることが重要です。
それには現段階の実力を把握し、目標を定めて計画的に学習を進めていくことをおすすめします。

世界的にはIELTSやケンブリッジ試験の受験者が多いため、海外の語学学校でTOEIC対策コースを提供しているところは限られますが、以下にその一部をご紹介します。TOEIC対策コースは受講希望者が開講人数に満たない場合、開講しない時期やフルタイムプログラムから選択授業に降格されてしまう場合があるので事前に確認することをおすすめします。

TOEIC対策コースがある語学学校

アメリカ:
セントラルパシフィックカレッジ
TLA ザ・ランゲージ・アカデミー

カナダ:
ECトロント
LSIトロント
LSIバンクーバー

オーストラリア:
ラングポーツ イングリッシュ ランゲージ カレッジ
EF

アイルランド:
コークイングリッシュカレッジ
ホーナースクールオブイングリッシュ

ニュージーランド:
LSIオークランド

マルタ:
IELTSマルタ
ゲートウェイスクールオブイングリッシュ

TOEICのまとめ

TOEIC対策コースでは、パートごとの攻略法を掴み問題に慣れ、解答の速度を高める練習ができます。
しかし職場やその他の環境において、英語での高いコミュニケーションスキルを求めるられる場面が多くなっている今、「聞く」と「読む」の学習だけではなく「話す」と「書く」スキルの学習やトレーニングも同時に取り入れることで総合的な英語力の向上につながり自然とTOEICのスコアも上がるでしょう。

海外では一般英語プログラムとTOEICを組み合わせて学ぶことも可能な語学学校もあります。一般英語で英語の全てのスキルエリアをカバーしながらTOEICの試験対策ができれば、スコアもコミュニケーションスキルも同時に上げることができるのでおすすめです。