語学学校の各クラスの英語レベルについて

語学学校の各クラスの英語レベルについて

スタディアブロード公式
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カウンセリングやお問い合わせでよく皆さまから、『英語が全くできないけど留学できるか』という質問をいただきます。語学学校ではクラスが英語のレベルごとに分けられており、初級レベルのクラスから開講している学校がほとんどです。そのため初級の方でも留学は出来ますのでご安心ください。

そして、今回はそんな語学学校の各クラスのレベルがどの程度なのかご紹介していきたいと思います。
ご自身が今どれくらいのレベルなのかを把握し、どれくらいのレベルまで伸ばしたいのか参考にしていただければご自身の就学期間を決めることができます。

ベーシックなクラス分けは、CEFRを基準に6段階に分けられています。CEFRとは(Common European Framework of Reference for Languages)の略で、ヨーロッパをはじめ世界で広く用いられている英語レベルの指標となるものです。下からA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階で分けられています。語学学校によっては独自でより細分化したクラス分けを行っている学校もありますが、今回は基準となる6段階それぞれのレベルについてご紹介していきます。

A1:Beginner(初心者)

・英語に初めて触れた、英語を学習し始めたレベル
・単語と単語を組み合わせ、身振り手振りも使いながらなんとか意思疎通ができる
・英語で1月〜12月や曜日が言える(書ける)

A2:Elementary(初級)

■TOEICスコア:200~450点
・少し学習に慣れてきたレベル
・中学で学んできた基礎文法であれば使うことができるが、バリエーションは少ない
・Yes/Noクエッションに対して、Yes/Noの回答はできるがそれ以上の会話は難しい
・英語に対して苦手意識がある

B1:Pre-intermediate(初中級)

■TOEIC:450~650点
・英語に対して苦手意識はなく学習ができている
・相手の言っていることはある程度理解ができる
・会話のキャッチボールもある程度できるようになるが、まだバリエーションが少なく思うように自分の意見などを伝えるのは難しい
・自己紹介はできる(部活、趣味、仕事の内容、日本ではどんなことをしていたかなど)

B2:Intermediate(中級)

■TOEICスコア:650~750点
・生活に必要な最低限の英語は使える(バスや電車に乗る、買い物をするなど)
・一人旅ができる
・旅先でネイティブに道や時間など尋ねることができる
・ネイティブに尋ねることはできるが、さらに発展した会話(おすすめのローカルなお店を教えてもらう、仲良くなる)はまだ少し難しい
・他己紹介ができる
・英語を話すことへの恐怖心は少ない

C1:Upper-intermediate(中上級)

■TOEICスコア:750~850点
・会話にバリエーションが増え、自分の意見や感想もうまく伝えられるようになる
・海外で仕事ができる(ワーキングホリデーや現地就職を考えている人はまずはこのレベルを目指すのがおすすめ)
・旅先でネイティブと仲良くなることもできる
・海外生活での問題も自分で解決ができるようになる
・IELTSやケンブリッジ試験でハイスコアを狙うことができる

C2:Advanced(上級)

■TOEICスコア:850~990点
・ほぼネイティブに近い英語力
・海外の大学や大学院に進学も可能
・永住権の取得も可能なレベル

1レベルクリアするまでには2〜3ヶ月かかる

日本人の英語レベルの場合、一つのレベル(クラス)をクリアするまでに平均2〜3ヶ月かかると言われています。例えば、Elementary(A2)の人が海外で仕事ができるくらいの英語力を身につけるためにはUpper-Intermadiate(C1)までクリアする必要があります。そのためには、A2、B1、B2、C1の4つのレベルをクリアしなければなりません。1つのクラスを2ヶ月でクリアできると仮定した場合、C1のレベルを卒業するには最短でも約8ヶ月かかることがわかります。よりしっかりと着実に英語力を身につけていきたい場合には12ヶ月かけて英語を学ぶのも良いでしょう。

義務教育で英語を勉強してから全く英語に触れていない方も、大学受験のために英語は勉強してきたけれど話せない・・・という方も、改めて自分自身の今のレベルを把握し、どのレベルまで到達したいか自分の目標を定めて語学学校での就学期間は決定していけると良いですね。カウンセリングでも一緒に考えていくことができますので留学やワーキングホリデーを検討している方はお気軽にご相談くださいませ。

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