高校留学のメリット・デメリットは?

高校留学のメリット・デメリットは?

スタディアブロード公式
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高校留学には短期で行けるものと、交換留学や私費留学で現地高校を卒業するまで滞在する正規留学などがあります。

高校生の海外留学についていくつかの観点からまとめてみました。

短期留学のメリット

  • 低予算で留学できる。例: 2週間の費用が約25-35万円(航空券、滞在費込み)
  • 語学力は不問。
  • 将来的に長期の留学を計画している場合、お試し留学として様子をみることができる。

高校生の短期留学の代表的なプログラムは、海外の語学学校などが開講している「サマーキャンプ」です。中・高校生を対象としたサマープログラムは、英語の授業の他に現地の観光や遠足、様々なアクティビティと滞在施設などがすべてパッケージになったものが多くあります。留学期間中のスケジュールは細かく組まれていて、短期でも充実した時間が過ごせるようにできています。

16歳から大人プログラムに入れる語学学校などでは、遠足やアクティビティの含まれない大人対象のプログラムを申し込むことで費用を抑えることも可能となります。

正規留学のメリット

  • 自立心が身につく。
  • 長期間英語環境に身を置くことで、英語力の上達が期待できる。
  • 卒業後の進路の選択肢が増える。
  • グローバルな視点で物事をみることができるようになる

長期留学の最大のメリットは、日本にはない文化や習慣、考え方に触れ、グローバルシチズンとして一歩を踏み出す機会を得られることです。また英語環境で長期間過ごすことで、自然で正確な言語スキルを身につけることができます。自分で考えて自分で物事を決める力が早くからつき、将来についても積極的に考えるマインドを育むことができます。

さらには、海外の高校を卒業することで卒業後の進路の選択肢も増えます。もちろん、海外留学で得た経験や知識を活かすために日本に戻り帰国子女枠で大学進学することも可能です。新たに見つけた目標や夢を実現するために、そのまま海外の大学に進学される方もいます。

長期留学には1年またはそれ以上の期間を費やす場合が多いと思われるようですが、現地高校などでは1学期間だけ、あるいは数週間だけの留学も受け入れている学校もあります。

特に交換留学では、1学期間または1学年(約10ヶ月)の期間で留学をするケースが多くあります。基本的に現地の高校生と同じ授業を受けますが、英語力をカバーするためにESLのクラスやチューター制度を設けている学校も多く、留学生が現地で少しでも早く快適に留学生活に馴染めるようなサポート体制が整っています。

私費留学では日本で在籍する高校を休学し、自己手配で現地の高校に留学することになります。ここでも1学期間だけの留学も、もしくは1年または卒業するまでの長期留学も可能です。私費留学では交換留学のように予め指定された高校の中から選んで(または選ばれて)行くのではなく、自分で全て計画・選定・申請して進めます。

申請のプロセスは高校にもよります。英語レベルを問わない高校もあれば、TOEFLややIELTSなどのスコアやオンラインインタビューが必要な高校もあります。早いところでは2-4週間で入学許可が出ますので、申請プロセスは意外と短いのが特徴です。

公立高校と私立高校

公立高校は規模が多い学校が多くあります。そのため、様々なバックグラウンドを持つ、多種多様な学生たちに出会えます。また、公立高校でもアカデミックレベルの高い授業や専門的な科目の履修ができる学校が多いのが海外の高校の特徴です。日本同様種々のクラブ活動もあります。滞在先は原則としてホームステイになります。

私立高校は生徒数が公立校よりも少ない傾向にあり、幼稚園から高校まで同じ学内で過ごせる学校もあります。学校ごとに教育理念や力を入れている分野など特色があるので、事前の調査や情報収集を念入りにする必要があります。留学生のサポートは交流イベントをはじめ、ESLのクラスやチューター制度が設けられていてサポート体制も充実しています。(学校によってはこれらのレッスンは別料金になるところもあります。)
滞在先は学生寮またはホームステイの2種類です。
「ボーディングスクール」という全寮制の学校では、設備の整った学生寮が学校敷地内にある学校が多いのが私立学校の特徴です。

長期留学のデメリット

  • 高額な費用
  • ホームシック
  • やり直しが難しい

留学費用が比較的安いとされるカナダやニュージーランドでも、公立高校への1年間の留学で学費・滞在費・航空券・保険料等の全てを含めると年間200万円以上かかります。アメリカの私立ボーディングスクールの場合は、年間で500万円から700万円程度、スイスの場合は年間1,000万円以上の準備が必要になります。費用が足りない場合には、返済不要の奨学金や日本政府の教育ローン等を利用することもできます。

日本の家族や友人、学校生活を離れて海外で暮らす時、孤独感を感じることもあります。友達ができない、ホームステイ先と合わない、意思疎通がうまくいかずトラブルになってしまうなどの悩みもよく聞かれます。

長期の海外留学は気軽にできるものではありませんし、長期の海外留学に向いている人、そうでない人もいます。
留学が向いていても時期的に早すぎる人もいるかもしれません。
高額な費用がかかる長期留学だからこそ、成功できるよう入念な調査や留学エージェントなどに相談をして計画を立てましょう。

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