親子留学【カナダ・ケベック州】

親子留学【カナダ・ケベック州】

スタディアブロード公式
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家族で海外旅行に出かけ、現地の美しい景色や自然に魅了され、フレンドリーな人々との出会いを通して外国の文化や言語をもっと知り、そこで暮らしてみたいと思った時におすすめなのが親子留学です。

親子留学は短期の場合、親子で同じ語学学校の別々のプログラムに通ったり、親子で教師宅ホームステイを利用したりするパターンが多いです。

今回は親子で費用を抑えながら、長期留学を実現できるカナダ・ケベック州の親子留学についてまとめてみました。

カナダ・ケベック州親子留学の特徴

保護者の語学学校通学で、こどもの現地公立学校の費用が無料

カナダの他の州とは異なり、ケベック州では保護者が6ヶ月以上語学学校に通学する場合、同伴の子女が何名であっても現地公立学校へ無料で通うことができます。

英語もフランス語も学べる

モントリオールには英語の教育委員会とフランス語の教育委員会が存在しており、小学校レベルでは、英語とフランス語の使用割合を3つのタイプから選択可能です。
(英語が主・フランス語が主・バイリンガル)

もちろん、保護者様もフランス語の語学学校に通うことも可能です。

政府からこども手当が支給

ケベック州の滞在が18ヶ月を経過すると、政府から毎月こども一人当たり500ドルの手当が支給されます。

こどもの推奨年齢は6歳から

保育園(Day Care)に通う年齢(0−5歳)の場合、費用が発生します。

学生ビザ(Study Permit)が必要

こどもが無料で公立校に通学するためには、保護者の就学ビザが必須 。
(その他、居住証明等の必要書類があります)

ケベック州の教育システムについて

Day Care

– 0歳-5歳児まで
– 公立の場合は平均$7/日だが、私立は平均$40-$60/日

Pre-Kindergarten・ Kindergarten

– 日本の幼稚園相当の教育
– Pre-は4歳から、キンダーは5歳から
– 公立校は無料だが、私立の場合は平均$1,300-1,500/月
– Pre- Kindergarten は数が多くないため、入園できない場合もある

Elementary

– 日本の小学校にあたる教育
– 義務教育課程(公立無料教育)
– グレード1−6 (6-11歳)
– 地区ごとの教育委員会が管轄

Secondary

– 日本の中学・高等学校相当の教育
– 義務教育課程(公立無料教育)
– グレード7-11(12-16歳)
– 地区ごとの教育委員会が管轄

CEGEP

– ケベック州独自のシステム、日本の短大に相当
– 大学進学準備コース(2年・17−18歳)
– 職業訓練コース(3年・17−19歳)

University

– CEGEPの大学進学準備コースを経て入学

フランス語について

フランス語を主に使用する公立校では、親子留学のお子様はまずフランス語の学習クラスに参加し、通常の授業についていける語学力をつけます。

フランス語に全く馴染みのないお子様の場合は、通常のクラスに参加できるまでに1-2年ほど必要です。フランス語学習クラス入学の場合、受け入れ可能な学年が決まっているので注意が必要です。

親子留学の費用について

モントリオールで、保護者が語学学校のフルタイムのコースを1年(40週)受講する場合、学費の総額は概算で75万円です。こどもは原則として無料なので、1年間の学費は親子で100万円以内で抑えることができます(少額の遠足の参加費等の費用は発生します)。

親子留学で人気のモントリオールは、トロントやバンクーバー等の都市に比べ、物価が低めです。
モントリオールの中心から近めの1ベッドルームアパートの平均家賃は、1,140ドル(100,000円)であるのに対し、毎年少しずつ平均家賃額が下がっていると言われるトロントは1,770ドル(156,000円・2021年調べ)であることからも、物価の違いを認識できます。

食料品の価格は、チェーン系列のスーパーでは全体的に少し高めです。
家族の食費は、人数や嗜好により幅がありますが、あるデータではモントリオールに住む30代単身者の場合、平均的な一ヶ月の食費は300ドル弱と発表されています。

外食は日本よりも17%高いというデータ(Numbeo調べ)が発表されています。

モントリオールのバスや地下鉄の月間定期券は90.50ドル(約8,000円)で、バンクーバーやトロント等の大都市に比べ、非常に割安です。(バンクーバー: 181.05ドル、トロント: 156.00ドル)

ケベック州親子留学のまとめ

親子留学が気に入り、長期でカナダに滞在を希望する場合、保護者がカレッジや大学のコースを修了すると3年間の就労ビザを申請することができます。

さらには、語学スキルの要件を満たし、且つ、18ヶ月以上の就労経験があれば永住権を申請することも可能になります。

モントリオールでは英語とフランス語を同時に学べる環境もあり、フランス文化に触れることもできる魅力的な都市です。

親子で費用を抑えて留学することが可能な都市ですが、デメリットもあります。

ケベック州の冬の寒さは大変厳しく、最高気温が氷点下の日が続くこともあります。当然、大雪も降ります。

地下街が発達しているモントリオールは、全長33kmの地下街に商業施設・ホテル・地下鉄の駅が繋がっていますので、極寒の季節は地下街に助けられますが、長く厳しい冬の寒さはほとんどの日本人の感覚には堪える環境です。

また、英語が主に使用される学校に通う場合でも、ケベック州はフランス語を公用語としているため、ケベック州のほとんどの道路標識はフランス語表示となっています。
そのため、最低限度のフランス語のボキャブラリは必要です。

特にモントリオールには親子留学のサポートが充実している語学学校がありますので、長所・短所を検討し、ご自身やお子様に向いているか検証した上で、実行に移すことをおすすめします。

上記お知らせ内の日本円概算金額は、お知らせ発信時のレートを適用したものです。

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