留学で海外へ行く際のお金の持って行き方・管理方法についてのご紹介です。留学やワーキングホリデーで海外へ長期滞在をする方はある程度のお金を現地へ持っていく必要があります。
海外での生活費は国にもよりますが、家賃、食費、交通費、交際費等を合わせておおよそ月15万円が必要です。アメリカやヨーロッパの場合は物価もかなり高いため月20万くらいを用意すると良いでしょう。
では、具体的にどれくらいの生活費を持っていく必要があるかみていきましょう。
例えば6ヶ月の留学の場合、15万/月×6ヶ月分=90万円の生活費が必要です。
1年の留学の場合は、15万/月×12ヶ月分=180万円の生活費が必要です。
学生ビザでも働ける国へ渡航する場合でも、仕事が見つかるまでは平均3〜4ヶ月かかることや学生ビザの場合は出席率などの成績管理が厳しいため、学業が疎かになると退学や強制帰国の対象となってしまう可能性も十分にあり得るため、無理なくアルバイトが出来るように滞在期間分の生活費は用意をして渡航するのが理想的です。
ワーキングホリデーの場合も仕事が見つかるまでに平均3〜4ヶ月かかります。1、2ヶ月目は住居探しや銀行口座開設など生活の基盤を整えるのに時間を要します。その後、履歴書を作成したり学校で面接の練習をしたりと就職の準備を2〜3ヶ月目に始めることができ、ようやく4ヶ月目から就職活動+内定という流れが一般的です。そのため、できれば4ヶ月分の生活費は少なくとも持って行くことが理想です。4ヶ月分の生活費は、15万/月×4ヶ月分=60万円です。
さらには、住居を決める際に敷金などの支払いで10〜20万円ほどの出費があることを考慮すると、もう少し余裕を持った生活費を持っていけると良いでしょう。
それぞれのプランによって、持っていく生活費には差がありますが持っていき方については皆同じです。
①現金3〜5万円を持っていく
到着してからすぐ使える現金として、お財布に入る程度の3〜5万円は換金をして持っていきましょう。
換金はレートの良いタイミングがあればその時に換えておくと損が少なく抑えられます。
②残りの生活費はトラベルプリメイドカードで持っていく
数十万円の生活費を持って行く場合は、全てを現金化して持っていかないように気をつけてください。まれにスーツケースに現金を入れて渡航をしてしまう人もいますが、万が一スーツケースが紛失してしまうと手元に戻ってくる可能性は低く、また、現金は保険適用外になります。
そこで、現金化はせずとも現金のようにカードで持ち運びができるキャッシュパスポートプラチナというカードがおすすめです。いわゆる、SuicaやPASMO、デビットカードのようにチャージされた分のみが使えるカードで、MasterCardが発行しています。事前に生活費をカードにチャージ(指定口座に入金)することでドルやユーロでチャージがされるので、渡航先で必要な現金をその国の通貨で引き出したりタッチ決済もできたりするので大変便利です。同じようなカードを発行している銀行もありますので比較をして作成すると良いでしょう。クレジットカードとは異なりますので、使いすぎ防止にもなります。
③クレジットカードはお守りがわりに持っていく
短期留学の場合は、クレジットカードの利用も良いですが長期で行く場合はクレジットカードは利用毎に手数料がかかり支払い額が嵩むため日常的には使わないほうが良いです。万が一の時やクレジットカードのみの支払い時に使えるよう念の為に持っていくのがおすすめです。
まとめ:
・現金を3〜5万円
・ある程度の生活費はプリペイド式カードにチャージ
・クレジットカードはお守りがわりに持っていく
海外でのお金の管理は重要です。現金は肌身離さず持っておくことや住まいに置いて出かける場合はスーツケースに鍵をかけて入れておくことも管理方法の一つです。日々家計簿をつけながらしっかりと管理をしましょう。