最近ニュースでは日本人の海外への出稼ぎが取り上げらており、ワーキングホリデーを利用してオーストラリアへ働きに行く方が増えています。
オーストラリアの最低賃金
現在のオーストラリアの最低賃金は約23ドル(約2,200円)または週に最低でも約880ドル(約83,000円)となっています。日本や他国と比べても高めの賃金です。その分、物価も高く家賃なども高騰していますが自炊をしたり、シェアルームで暮らせば出費を抑えながら生活ができます。
オーストラリアの仕事
・観光業
ゲストハウスやお土産屋などの観光に関わる仕事が充実しています。ケアンズなどビーチリゾートが人気のエリアでは多くの日本人観光客も訪れるため、日本人スタッフを募集していることが多いです。ゲストハウスのお仕事は、経験がない場合は最低賃金からのスタートになることが多いですが、賃金とは別に利用者からチップを貰えることもありますのでこういったメリットもあります。
・飲食業
多くのワーキングホリデー利用者は、飲食業に就ています。シドニーやメルボルン、ブリスベンなどの東海岸の都市部にはレストランやカフェが数多く立ち並び、日本人が働きやすい日本食レストランも沢山あります。英語力が高めの方はバーで働く方もいます。オーストラリアのお酒を扱う飲食店では、スタッフがResponsible Service of Alcohol(通称:RSA)という資格を取得する必要もありますので事前に取得をしておくと良いでしょう。飲食業は週末や祝日に出勤する場合は法令で定められている休日勤手当(penalty rates)を貰えるのでより収入も上がりやすいです。
・オーペア
オーペアは住み込みで家事の手伝いをする仕事です。オーストラリアでのオペアは基本的に少額の謝礼金を週または月単位で受け取ることができ、部屋や食事などを無料で提供してもらえる仕組みになっています。ホームステイのような形で現地のファミリー宅に滞在をさせてもらうことができるので英語力の向上も見込めます。
・ファーム(フルーツピッキング)
オーストラリアでは農業の仕事も人気です。特にフルーツピッキングの仕事をするワーキングホリデー利用者も多く、なぜならばセカンドワーキングホリデーの申請要件の一つでもあるからです。2年目のワーキングホリデーを考えている方は、こうしたフルーツピッキングの仕事はよく調べて働き口を探しましょう。フルーツピッキングは時給ではなく歩合となっており、果物を詰めたケース単位で賃金が支払われるような仕組みになっています。
・受付、事務
ホテルのフロントスタッフや事務職などもあります。ただ募集がそこまで多くなく、より高い英語力が必要になる環境です。こういった仕事に興味がある方は語学学校でしっかりと英語力を身につけて応募をするのが良いでしょう。
・建設作業員
建設現場での求人もオーストラリアではたくさん出ています。作業員の賃金は経験に応じて異なりますが、基本的に日当で支払われることがほとんどです。作業員の仕事は各地を転々とすることもあるため、オーストラリア国内を旅することもできるかもしれません。建設現場での仕事に就くには、ホワイトカード(White Card)という許可証を取得する必要があるようですので興味のある方は調べてみてください。
海外ではどんな仕事があるかという質問をよくいただきますが、海外でも日本と同じような仕事は沢山あります。希望の仕事に就けるかどうかは英語力やスキル次第でもありますので働きたい業種があれば、どれくらいの英語力が必要なのか、どんな資格を取っておいた方が良いのかを事前に調べて準備しておくことが大切です。
未計画のままワーキングホリデーをしようとする人も中にはいますが、結局英語力も足りずに仕事が見つからないため学校へ通い始める人も多いようです。限りある時間を有効的に使うためにもしっかりと計画を立てて出発しましょう。