オーストラリアやカナダ、イギリスなど現在日本は29ヵ国とワーホリ協定を結んでいます。ワーホリといえばやはり海外で働くことができるのが魅力的なビザですが、仕事は現地に到着してから見つけることが基本ルールです。では、どのように海外で仕事を探せば良いのかをお話ししていきます。
①英語力(接客英語)を身につける
やはりまずは語学学校で英語力をしっかりと身につけましょう。オーストラリアやカナダでは、あまり英語力がなくても働ける場所はありますが、ポジションはキッチンハンドやお皿洗などの英語をあまり使わなくても仕事が成り立つポジションになりがちです。また、これはどこの国でも共通で仕事には責任が生じます。特に海外の飲食店の場合は、英語での電話対応やアレルギーの確認、宗教上のリクエストなどを聞き分ける必要があります。日本で接客の経験はあっても、英語での電話対応の仕方や英語でのアレルギーの対応、宗教の知識は最初は知らない人がほとんどです。こういった対応ができるように、基礎から英語をしっかり学び、プラスして接客に必要な英語や知識、スキルを事前に学んでおくことが仕事を早く見つけることに繋がります。
語学学校ではワーホリ層向けの接客英語が学べるコースなどを用意しているところもありますので、ワーホリで良い経験を残したい人は受講することをおすすめします。
②履歴書(CV)、カバーレターの作成・面接の練習
海外では履歴書に加えて、カバーレターというものを作成して仕事探しをします。まず海外の履歴書には日本のようなフォーマットはなく、コンビニなどにも売っていないためWord等を使ってフリーフォーマットで作成する必要があります。書く内容は日本での履歴書とほぼ同じで、学歴や職歴を新しい順で書いていくのがポイントです。
そして、カバーレターが履歴書よりも重要な書類で、いわゆる自己アピールを記した書類になります。履歴書に書いた職歴についてさらに深掘りをして、学んだスキルや自分の強みをA4・1枚分ほど書いて履歴書とセットで応募先へ提出をします。履歴書よりもカバーレターを重視してみるオーナーが多いですので、丁寧に作成をしましょう。カバーレターの添削や面接の練習を語学学校では行ってくれるところがほとんどです。仕事を早めにGETしたい人は、こうしたサポートもうまく活用していきましょう。
③履歴書を配る、メールで応募する
完成した履歴書とカバーレターを印刷し、働きたいお店へ直接渡しにいきましょう。海外にも募集サイトのようなものもありますが、メールしてもなかなか返答をもらえないのが現実です。ですので多くのワーホリ生は直接お店まで行き、仕事を探している旨を伝えています。訪問する時間帯にも気をつけましょう。忙しいランチタイムやディナータイム直前などは迷惑がかかる可能性もありますので、落ち着いている時間帯に尋ねるようにしましょう。
仕事先を絞って応募するのももちろんOKですが、決まりずらい傾向にもありますので少しでも興味のあるところは配ってみるのも仕事を早く決めるポイントに繋がります。履歴書を100枚以上配っているワーホリ生もざらにいますので、根気強く、配っていきましょう。
④なかなか決まらない場合はカバーレターを見直す
履歴書をたくさん配ってもなかなか決まらない人は、再度カバーレターの内容を見直しましょう。わかりずらい英語になっていないか、もっとアピールできることがないか自己分析をしたり、仕事が決まっている友人などにも相談をしてみるのも良いでしょう。時間を置いてもう一度見直してみると、『もっとここはこうしたほうが良いな』『こんな風に言い換えたほうが伝わるかな』などが改めて見えてくるものです。
ワーホリでの仕事探しは、簡単なものではありません。もちろんラッキーなことに英語力がなくても見つかる人やタイミングで即採用なんてこともあり得るかもしれませんが、仕事が始まった後も責任を持って働く姿を評価してもらえるよう、英語力をしっかり身につけておくことやカバーレターを作ったり配って仕事を探す経験は、人間的にも成長させてくれる素晴らしい経験になること間違いなしです。
以上この4つをポイントに、海外での仕事探しを頑張ってみてください。