国際バカロレアについて

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スタディアブロード公式
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国際バカロレアとは

国際バカロレア(International Baccalaureate)は世界共通の総合的な教育プログラムで、英語の名称を略して「IB」とも呼ばれています。
現在、世界の158以上の国及び地域で約5000校、日本には159校あります。

日本政府は、国際バカロレア認定校を2022年度までに200校以上とする目標達成に向けて、引き続き取り組んでいく意向を示しています。

国際バカロレアは親の転勤に伴い、様々な国を転々とする子女のために、どの国に移転しても同じ教育プログラムを提供することを目的として始まりました。

国際バカロレアの教育目標

IBは学習者が中心となった学びで、知識の詰め込みはしません。
得た知識を活用し、それを基に考え、結論を出す力や討論・プレゼンなどの力がつくとされています。

グローバルな環境下で学び、様々な言語や文化、異なる信念・価値観、および経験への理解を促進することにより、国際的な視野を持ち、人間性を深め、地球保護への責任感、平和な世界を築くことに貢献しうる人間の育成を目指した教育を掲げています。

学習者像

国際バカロレア機構が掲げる学習者像は以下の10項目にわたります。

  • Inquirers(探究する人)
  • Knowledgeable(知識のある人)
  • Thinkers(考える人)
  • Communicators(コミュニケーションができる人)
  • Principled(信念をもつ人)
  • Open-minded(心を開く人)
  • Caring(思いやりのある人)
  • Risk-takers(挑戦する人)
  • Balanced(バランスのとれた人)
  • Reflective(振り返りができる人)

※上記日本語訳は文部科学省IB教育推進コンソーシアムから抜粋しています。

教育プログラム

国際バカロレアの対象年齢は3-19歳で、プログラムは以下の4つのステージに分かれています。いずれもグローバルな視野を持った人材育成を目的・理念としています。

  • PYP(Primary Years Programme): 3-12歳対象
  • MYP(Middle Years Programme): 11-16歳対象
  • DP(Diploma Programme): 16-19歳対象
  • IBCP (Career-related Programme): 16-19歳対象

上記のDPは、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験で一定以上の成績を収めると、日本の高校卒業資格と同様に大学入学資格を取得することができます。
原則として、英語・フランス語・スペイン語のいずれかで実施されます。

履修科目は以下の6の分野から各1科目を選択する必要がありますが、例外として、芸術分野は他分野の科目に変更することも可能となります。

  • 言語と文学
  • 言語習得
  • 個人と社会
  • 理科
  • 数学
  • 芸術

日本ではDPの一部の科目を日本語で実施しています。

国際バカロレアのメリット

IB認定校では海外の学校の授業とスタイルが似ており、当然ながら外国語の授業も多いので、海外留学での授業への対応力が自然と身につきます。

教育の質が高い国際バカロレアプログラムは、海外でも高く評価されているため、ディプロマを得ることで海外大学への進学がより現実的になることがメリットです。
アメリカやヨーロッパの名門大学への進学者が多いというデータもありますし、日本の大学受験にも利用できるケースもあります。

ただし、日本ではIB認定校の数は多くはありません。
その上、認定校はほとんどが私立の学校やインターナショナルスクールです。
公立校ではない場合、1年の学費が200万円以上かかる学校もあるため、経済的な負担が大きいことも事実です。

国際バカロレアのプログラムは課題が多いため、勉強量も大変多くなります。
日本の一般的な学習スタイルとは異なり、自分で課題を探して論述し、それを討論の場で批判し合う等、慣れるまでは戸惑いを覚えることもあるかもしれません。

IBディプロマ取得は難易度が高く、スコアによっても挑戦できる大学の幅が狭まってしまうため、常に努力と向上心が求められると言えます。

しかし、積極的に学ぶ姿勢や多くの課題に取り組んで手に入れた知識やスキル、新しい視点は将来の人生において財産であり、糧となり得ます。

海外の国際バカロレアスクール(一例)

以下は、共学でDPプログラムのある海外のIBスクールの一部です。

SEKダブリンインターナショナルスクール(アイルランド)
– ノードアングリア インターナショナルスクールダブリン(アイルランド)
– アボッツフォード シニアセカンダリスクール(カナダ・ ブリティッシュコロンビア州)
– キャニオン スプリングス ハイスクール(アメリカ・カリフォルニア州)
– ブロンクス アーリーカレッジアカデミー(アメリカ・ニューヨーク州)
– グレンフォレスト セカンダリスクール(カナダ・ オンタリオ州)
– ドワイトスクールロンドン(イギリス・ロンドン)
– サウスバンク インターナショナルスクール ウェストミンスターキャンパス(イギリス・ロンドン)

国際バカロレアのまとめ

公立校以外では、費用と学業面での難易度の高さから敷居が高く思える国際バカロレアプログラムですが、 海外大学進学を目指す方にとっては、やりがいのある環境でグローバルな視野を身につけることができる魅力的なプログラムと言えます。

海外のIBスクールでは、夏休み等の長期休暇中に語学・スポーツ・文化学習を取り入れたサマープログラムを開講しているので、お試しで参加するのも実際の雰囲気を知る助けになります。