社会人になってからの長期留学は、帰国後の再就職に不利になるかも、と不安を感じる方がいらっしゃいます。確かに、企業側からは就業していなかった期間をネガティブに捉えられることが少なくありません。
語学留学が珍しくない今日では、残念ながら留学していたという説明だけでは説得力にも欠けます。
逆に海外では採用においてスキルや経験を重視する傾向にあるので、合法に就労できるビザがあれば海外での就職も夢ではありません。
しかし、日本でも高い英語力を求める企業はたくさんあります。
そこで、留学後の就職に向いている、いくつかの職種を挙げてみます。
留学後に向いている職種
- ホテル
- 観光案内所
- 観光ガイド
- 美容師
- ファッションデザイナー
- 塾や英会話教室などの英語教師
- 日本語学校の講師
- 企業の海外事業部
- 外資系企業の外国人付き秘書・通訳
- 英字新聞記者
- 飲食店
- 各国の在日大使館スタッフ
- 旅行会社
- 英文経理
上記は一例で他にも多くありますが、これらの職種は英語をツールとして使いつつ、英語以外の専門的なスキルを必要とするものです。留学期間中は英語だけでなく「英語+スキル」を身につけられるよう、意識して留学の計画を進めることをおすすめします。
もちろん熱意さえあれば、未経験でも雇い入れてくれる企業もあるでしょう。しかし、留学でどんな知識や経験を得たか、どのようなスキルがあり企業にどのように貢献できるかをアピールすることができれば、就職の選択肢は更に広がるといえます。
そのためには先ず、留学中に英語試験のスコアを取ったり、現地のプログラムを修了証を取得するとよいでしょう。
TESOLの資格である「J-SHINE」は、日本の児童英語教師の資格で、主にオーストラリアやニュージーランドの一部の語学学校で提供されています。通常コース期間は6-8週間(実習期間を含む)です。プログラム修了後は日本のみになりますが、小学校や民間の英語教室で働くことができます。
その他にも、MBAやヨガインストラクター、バリスタなどありますが、留学先で取得できる資格や取得にかかる期間は様々です。
就職活動と情報収集
就職活動において、転職エージェントに登録したり、中途採用の就活セミナーに行くことも多くの情報に触れる機会になります。
もし就職活動が長引きそうになったら、とりあえず短期またはパートタイムで英語を使える職場で働くのがおすすめです。そうすることで英語力の維持にも繋がりますし、ブランクの期間を埋めることもできます。正社員を前提とした紹介予定派遣というシステムもあります。
留学先では現地の生活を楽しんで充実させながらも、帰国後の就職も視野に入れて着実にスキルアップできるよう常に意識したいものです。